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大林宣彦のメッセージ

都知事選挙の結果が願いとは真逆、あまりにあっけなくて愕然としてしまった。自分の生きている世界と現実は違う世界なのか。女帝、が20万部売れてこんな結末。暗澹。自分の考えが甘いのかもしれない、諦めてはないけど。

 

大林宣彦のメッセージ 映画で未来を変えようよ、は大林監督が死ぬ間際に、自分の意志を継いで欲しいと監督が名を上げた4人の監督がおりまして。その4人が監督の作品について語るドキュメンタリー。塚本晋也、岩井俊二、犬堂一心、手塚真、は大林監督と交流が深かったようだ。大林監督本人の生前のインタビューも沢山。番組の流れはどんどん戦争に集約される。戦争映画にカタルシスはあってはいけない、と。戦争体験者(敗戦少年と本人は表現)として、それを描かなきゃいけないという使命感があったんだと思う。現代の状況を恐れ、戦争を過剰に怯えてください、と監督はおっしゃるのであった。体験者で表現者の言葉はずっしり重い。